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福王寺(ふくおうじ)は、長野県佐久市にある真言宗智山派の寺院。山号は雫田山、院号は竹仙院。 == 歴史 == 寺伝によれば大同2年(807年)、当時この地を治めていた豪族によって創建されたという。延暦20年(801年)、東山道を陸奥国に向かう坂上田村麻呂が通った際、豪族の妻が病に伏していたことから田村麻呂に同道していた僧侶が薬を与えたり祈祷をするなどしたものの亡くなった。それを知った田村麻呂は墓を造りその場所から見て一番良い場所に寺を造るように言い残して旅立ったことから、現在の場所に寺が建立されて福王寺と名づけられた〔。 鎌倉時代になると望月氏の庇護を受け、本尊阿弥陀如来坐像が造立されて信仰を集めたが、江戸時代初期の寛永年間(1624年 - 1645年)に発生した山火事によって阿弥陀如来坐像と日光菩薩・月光菩薩、毘沙門天、雨宝童子など僅かを除いて全山を焼失。古文書などの記録や寺宝の多くが失われたものの、宝永6年(1709年)までには現在も残る本堂や仁王門などが再建された〔。 1975年(昭和50年)収蔵庫が建てられ、それまで阿弥陀堂に安置されていた阿弥陀如来坐像はこちらに移されたほか、1992年(平成4年)には観音堂が建立されている〔。また、境内には樹齢300年以上とされるシダレザクラがあり、現在では桜の名所としても広く知られている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福王寺 (佐久市)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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